こんにちは^^
レナリスです。
人の話を素直に聞くことができる女性は、どんどん成長していきます。
自分の考えとは違う意見を主張されたとき、自分に対してなんらかのアドバイスをされたとき。
あなたの心の中ではどんな反応になりますか。
1・『言っていることは分かるけれども、私は私。受け入れる必要はない。』
2・『言われるままにしておいたら楽だから、受け入れよう。』
3・『私の考え方、やり方とは違うけれども、こんな視点もあると教えてくれて感謝しかない。』
1は自分と違うものは一切受け入れない、反発の気持ちです。
2はとりあえず流されておけば面倒なことにならないという、相手任せにしようという気持ちです。
3は自分の考えはありつつも相手の考えも尊重する、素直に相手に心を開いている時の気持ちです。
人の話を素直に聞く、ということは、3の考え方をもつことです。
自分の考えがある、その上で相手の考えや意見を敬意をもって前向きに受け取るということです。
反発は自分の考えがしっかりとしている証だから・・
言われたことに反発の心を持ってしまうことは、悪いことではありません。
それほど自分の考えがしっかりとしているということの表れでもあるからです。
けれども、反発ばかりをしていると、周りが敵ばかりに思えて心が疲れてきませんか。
『自分の考え方は正しい、相手の考え方は間違っている』
『自分がダメだと指摘されたようで悔しい』
このような思いが反発を生みます。
『自分の考えも正しい、相手の考え方も正しい』
『相手はこんな考えを持っていたんだな。言いにくい事なのに、伝えてくれた。』
こんな風に思うことができれば、気が楽になりませんか。
それこそが素直に人の意見を聞くということです。
何でもかんでも受け入れることではない
さて、話を素直に聞くというと、自分の意思とは関係なく全てを受け入れることのようにも感じますよね。
しかし、それは2で挙げたように、相手任せにして流されている状態です。
もし流されるままに相手の話を受け入れて、失敗したとしたらどう思いますか。
『○○さんがああ言ったから改めたのに、うまくいかなかった。』
こんな風に相手のせいにしたくなりませんか。
自分の考えはしっかりと持ちつつも、相手の考えも尊重し、前向きに理解しようとつとめること。
その上で上手に自分に取り入れることこそが、話を素直に聞くことなのです。
相手の考えは理解できるけれども、どうしても今の自分に必要がなさそうだと感じる場合は受け入れる必要はありません。
人の話を素直に聞くことの具体例
仕事で同僚から『そんなに真面目に仕事をしなくたっていいよ、ちょっとは手を抜いても大丈夫だよ』と言われたとき。
あなた自身の気持ちは『真面目に仕事をしたい』だったとします。
この場合、真反対の意見を言われたことになりますよね。
反発が強いとこんな風になるでしょう。
『私の考えと全然違い、彼女は間違っている。聞くに値しない。』と。
相手に怒りにも似た感情を覚え、とても心が疲れるはずです。
相手に流されるままの時は
『同僚がそう言っているんだし、私も手を抜くか・・』と相手任せになるでしょう。
手を抜いた影響で何らかのトラブルが出た場合、同僚に対して嫌な感情を持ってしまうかもしれません。
『私の考えとは違うなあ。でも、彼女は私を気遣ってそう言ってくれているのかもしれないから、感謝しよう。しかし手を抜くことは私にとってはプラスにならなそうだから、このまま仕事を頑張ろう。』
こんな風に思えたとしたら、素直に同僚の意見を聞けているということです。
自分の考えがあり、結果として同僚の意見は反映されなかったわけですが、極力同僚の立場や意見も尊重しています。
これは相手に対して心を開いている、信じている状態ともいえます。
相手に反発するのでもなく、ただ受け入れるのでもなく、自分と相手の違いを認めた上で相手を受け入れている状態です。
では、どうすれば話を素直に聞けるのか
話を素直に聞くことは一見難しいように思えますね。
心がとても広く、とても穏やかな性格の人しか実現できないことのように見えます。
しかし、実はこれは考え方の癖なので、毎日行っていれば自然に身についていくものなのです。
話を素直に聞くために日々行うことは、
人から意見をもらったとき、現れる自分の感情はいったん脇において、極力前向きに人の意見を受けとめることです。
慣れるまでは、機械的に行っていく必要があります。
イラッとするようなことを言われたときも、そのイラッという感情は脇に置いて(頭の中で脇に置くイメージを浮かべると切り替えやすい)、言われたことそのものを前向きに受けとめます。
たとえば
『最近太ってきた?ちょっとダイエットしたほうがいいのでは?』と言われたとき。
『なんでそんなことを言うんだ』とか『私は全然気にしていないのに』と沸き上がるいらついた感情、『指摘されて恥ずかしい』と思う恥の感情、色々なものがこみ上げてくるかもしれません。
その時に、いったんその感情は脇に置きます。(ここで、感情をさっと脇に置く映像をイメージ)
そして、言われたことそのものをできるだけ前向きに受けとめる。
『ああ、確かに太ってきたから、気遣って言ってくれたのかもしれないな。』
『なかなか言いにくい事をハッキリ言ってくれるなんて、貴重な存在だ。』
相手がどんな気持ちで言ってきたのかは、本当は分かりません。
からかいの気持ちかもしれないし、本当に気にして教えてくれたのかもしれません。
そこはいくら気にしても分かりようのないことです。
それなら前向きに良い情報だけを頂いておけばよいのです。
前向きに相手の意見を受けとめておけば、むやみやたらに自分の心が傷つくこともありません。
だからこそ、明るくお返事をすることができます。
『うん、ちょっと太っちゃって。ダイエット始めようかな^^』
『いいダイエット方法知ってる?』
『実は・・太っちゃったんだけど、まだ私の中では許容範囲なんだよ~』
というふうに。
そして、前向きに意見を受け取っていることは自然と相手にも伝わりますから、今後もいい関係が築けていきます。
もし相手がからかいの気持ちで発言をしていたとしたら、ひっそりと反省するかもしれませんね。
こんな風に、人の話を感情抜きで前向きに受け取る訓練を日々行っていくわけです。
はじめは上手く行かない時もあるかもしれませんが、毎日ただ機械的に行っていくうちに、それが普通になっていきます。
人の話を素直に聞く=成長のチャンス
人の話を素直に聞く習慣がついてくると、言われたことに感情的になるよりも、人の意見からなんらかの情報を吸収したいと思うようになります。
つまり、話を素直に聞くたびに、どんどん成長のチャンスが与えられるということです。
私はというと、まだ話を素直に聞けない時があります。
特に喧嘩腰や強い口調で言われたときには、なかなか冷静に聞けません。
聞いているふりは上手にするものの、実際はぜんぜん素直に聞けていないのです。
つい反発や恥ずかしさの心が先に来てしまい、その感情を脇に置けず、上手に受け取れていないんですね。
しかし、落ち着いて考えてみれば、自分の役に立つ事を教えてくれていたことに気付くのです。
以前はもっと話を素直に聞けていなかったので、毎日の淡々とした練習は本当に役に立っていると感じます。
そして、いつかは、どんな状態であっても話を素直に聞けるようになるだろうと前向きに考えています。
今日からいっしょに、始めてみませんか。