できないこと、知らないことを恥ずかしいと思ってしまうことについてです。
一見女性らしさとは関係ないように見えますが、
女性らしいしなやかさや心の余裕を培うためのヒントとなるお話です。
さて、質問です。
間違えることが怖くて進めなかったり
知らないことを知っているふりをしたり
必要以上に自分をよく見せたり、することはありませんか。
私はありました。ずいぶん減ってはきましたが、今でもたまにあります。
自分の主張に反対意見を出されたときや、間違いを指摘された時のやるせない気持ち。
誤りをおかさない、完璧な自分を見せたいという見栄。
心が疲れてしまうこの習慣を少しでも楽にするために、ひとつの考え方をご紹介します。
まず、自分を必要以上に大きく見せなくても、
素の自分で十分に価値があるということを認識するところから始めます。
たとえば上手に服を畳めなかったとして、
たとえば世間一般の常識を知らなかったとして、
それがその人の価値を下げる理由には全くならないのです。
必要なのは、できないことや知らないことに気づいたとき、
その自分を素直に受け入れて、改善に向かうことです。
できないこと、知らないことは恥ずかしいことではありません。
一生懸命に向上していく姿は美しいです。それを笑う人は、案外いないものです。
一回めで何もかも完璧にできる事柄はそうそうありません。
また、すぐに苦も無く完璧にできたことよりも、
たくさんの失敗と改善を経て完璧に近づけていった事柄は今後の人生に大きな利益をもたらします。
自分の頭と体を使いもぎ取っていった結果ですから、身にならないわけがないのです。
失敗からの成功体験をたくさん積むことで、自分の能力への自信もどんどんついていくでしょう。
そう考えますと、どんどん挑戦し、間違いや失敗を経験していくことに前向きになれると思います。
では、頑張っても、どうしてもできなかった、分からなかった場合は。
それで、いいのです。
どう頑張っても難しい分野が分かったということは大きな収穫です。
胸を張って周りの人を頼ればよいのですよ。
誰しも得手、不得手はあるものですし、コツを教えてくれる方もいらっしゃるかもしれません。
私も最近色々と新しいことを始め、たくさんの貴重なご指摘を頂き改善にはげんでおります。
毎日のようにできないことや知らないことに突き当たります。
初心者ですら知っているようなことも、分かっていないことだってありました。
それが露呈するたびに、言いようのない恥ずかしさがかすめますが、
現状の自分を十分に認めた上で将来の大きな収穫を考えますと、やはり挑戦するほうが気持ちよいのです。
苦手な分野はサポートしてもらったりもしています。
自分なりには頑張っているのですがまだ発展途上で、もっと得意な人がいるからです。
できないこと、知らないことは恥ずかしい事ではありません。
そして積極的に、できないことや知らないことを明らかにしていきましょう。
その経験は必ず将来の自分を輝かせてくれます。