言いにくいことも、嬉しいことも。魔法の伝え方とは

アイメッセージ、ユーメッセージという言葉を聞いたことはございますか。

アイメッセージ・・私(英語のI、アイ)がどう思うかを伝えるメッセージ
ユーメッセージ・・相手(あなた、英語のYOU、ユー)を主語にして伝えるメッセージ

お願いごとをするときや、改善してほしいこと、少し言いづらいことを伝えるとき、喜びを伝えるとき。
自分の思いを伝えようとするときにアイメッセージで伝えるようにしますと、相手の心に良く響きます。
アイメッセージを上手に使える女性は、周りの人間関係をおだやかにすることができます。
恋愛や夫婦関係でも役に立つ方法です。これらは特に濃い人間関係ですから、大きな効果を感じることができますよ^^

分かりやすいよう、具体例を挙げますね。
私とお付き合いしている彼、2人の間のお話しとします。
以下のシチュエーションを考えていきますね。

【1】たまには外食に連れて行ってほしいと私が思っている
【2】彼にデートをドタキャンされてしまった!
【3】彼が素敵なレストランに連れて行ってくれた^^

まずはユーメッセージでの会話です。
私→彼に向けた言葉です。

【1】「あなたはめったに外食に連れて行ってくれないのね。」
「あなたは私をご飯に連れて行きたいとか思わないのかな?」

【2】「デートをドタキャンするなんて、あなたって私のことを何も考えていないのね!」
「あなたがドタキャンする人だとは思っていなかったです。」

【3】「こんなに素敵なレストランに連れて行ってくれるなんて、あなたって素晴らしい彼氏ね!」
「ありがとう、あなたってこんなに素敵なレストランを知っているのね!」

これをアイメッセージにします。

【1】「最近、外食をあまりしていないから、お外に食べに行きたいな。」
「外食したら、なんだかニコニコになりそうだなぁ!連れて行ってほしいなぁ。」

【2】「いきなりのキャンセルで悲しかったなぁ。でも、お仕事忙しいんだね。じゃあ次はもっと素敵なデートにお誘いしてほしいな(笑)」
「ドタキャンとのことで、大変なことになっていないか心配です。落ち着いたら連絡をくれたら嬉しいです。」

【3】「こんなに素敵なレストランに連れて行ってくれるなんて、私って本当に幸せものだなぁ」
「ありがとう。こんな素敵なレストランを知っているなんて、すごいなぁ。尊敬しちゃいます。」

【1】と【2】は彼に改善してほしいことや気になることを伝えている状況です。

彼を主語にしてしまうと、彼の人格そのものを否定しているように伝わってしまいます。
そこで私を主語に持ってくることにより、彼そのものではなく、現在起きていることについて改善したいのだということが伝わりやすいのです。
先ほどの例のように、自分の気持ちを素直に伝えるとともに、前向きな案をプラスできるとなお好印象です。

【3】は喜びを伝える状況です。
良いことを伝える場合はユーメッセージでもアイメッセージでも変わりが無いように見えますが、
ユーメッセージの方は彼の行動そのものを評価しているようなニュアンスがあることにお気づきでしょうか。

素敵なレストランに連れて行ってくれる彼→○
素敵なレストランに連れて行ってくれない彼→×

こんなメッセージのように感じ取ってしまう可能性もあります。

その点アイメッセージは彼の行動で私がどう感じたか、です。
素敵なレストランに連れて行く→私は嬉しい、という具体的な気持ちが彼に伝わります。
自分のした行動で相手が喜んだ、と言う事実は、自分の行動そのものを褒められるよりも嬉しいものです。
そのうち、喜ばせるにはほかにどんな方法があるかな、と色々と考えてくれるかもしれません。

具体例は以上です。
アイメッセージにはもう少し細かいルールがあるのですが、おおよそはこのような使い方です。
「あなたは〇〇ですね」「もっと〇〇して」という言葉を、
「私はこう思う」「私は〇〇してくれたら、とても嬉しく感じる」に変えるだけで、相手の心にスッと入っていく言葉になります。

人は指摘されたり、指図されたりすることに対して、無意識のうちに反抗心を持つものです。
賞賛や喜びの言葉であっても、どこか上から言われているかのような、評価されているようなニュアンスを感じ取ってしまい上手に受け取ってもらえないことがあります。
その反抗心を小さくするもの、逆にプラスに変えてしまうもの、それがアイメッセージでの伝え方です。

一見テクニックのように見えますが、これは人を操る方法ではありません。
相手を尊重するからこその表現方法であり、誰かを思い通りに動かす方法ではないのです。
相手にうまく思いを伝えたい、相手も私も心があたたかくなるような言葉のやり取りをしたい、その気持ちが一番大切です。

いえ、きっと、本当は誰しもがそう思っているのではないかと思います。

思いの伝えかたは難しく、言い方によっては独りよがりに聞こえてしまったり、誤解されてしまうことがあります。
また、自分の一方的な主張で周りを圧し、意見が通ってしまうこともあるでしょう。
そんな経験が重なり、人間関係が煩わしくなったり、言葉で相手を操ろうとしてしまうのかもしれません。

私自身も、言葉で相手に嫌な思いをさせてしまっただろうことがいくつも思い出されます。
自分の思いを抑え相手に気を遣いつづけなければいけないなんて人間関係はめんどうなものだ、という思いを抱いたこともあります。
上手にコミュニケーションをとっている素敵な女性に憧れつつ、自分はあんな風にはなれないというあきらめすらありました。

それはただ、自分も相手も穏やかでいられるようなメッセージの発信方法を知らなかっただけなのです。
アイメッセージでの発信は、コミュニケーションを円滑にしたいと願う女性の大きな助けとなります。

もちろんアイメッセージで何もかも解決するわけではありません。
なぜなら、アイメッセージは自分の意見を言い、あとの答えは相手にゆだねる方法だからです。
思い通りになる時、ならない時があるでしょう。
その代わりに相手との強い信頼関係が生まれます。

アイメッセージの良さや効果的な使い方については、まだ書ききれていないことがたくさんございます。
また後日に記事を書く予定です^^

 

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