『自己主張が強い女性は敬遠される』
こんな話を耳にしたことはございませんか。
それを聞いて、女性というものは主張しない方が良いんだ・・と、ぐっと思いを秘めることはありませんか。
また逆に、自己主張をいっぱいしているのに、なぜか周りから愛されている女性は居ませんか。
自己主張が上手にできる女性は、男性からも女性からも愛されます。
自己主張という言葉は否定的にとらえられがちですが、
自分の主張や思いを表現していくことは、自分の心を大切にすることにつながります。
また、上手な自己主張は相手の気を悪くさせることはなく、女性らしさがさらに引き立つものです。
自己主張を上手に行うコツを3つ挙げていきますね。
【1】相手を打ち負かすための主張ではなく、あくまでも自分の考えを表すために主張すること
自己主張とは、自分の考えを周りに表すことです。
無理やり相手を納得させたり、勝ち負けを争うものではないということです。
自分の考えを表すことで、自分や相手にメリットがありそうな場合にだけ意見を言いましょう。
ただ相手の間違いを訂正したかったり、自分が優越感を感じたいがために発言したくなった時は、何も言わないほうが良いものです。
【2】相手への敬意をもつこと
相手が目上の人であるときだけではなく、恋人や友人、身内であっても、自己主張をする時は相手への敬意をセットにしますと、お互いに気持ちよく心を通わせることが出来ます。
【3】相手のしていることが間違っていることであっても、自分の考えの正当性ばかりを主張し押し付けないこと
どんなことであっても、一般的には間違っている事であっても、相手にはそれを行っている理由が必ずあるものです。
それをダメだと否定し決めつけますと、相手から謝罪や反省は得られるかもしれませんが、相手が心を閉じてしまう可能性もあります。
今後も心を開いたお付き合いをしていくためには、あくまでも自分の考えを言うにとどめることが大切です。
それを聞いてどう行動するかは相手の自由です。
具体的な例を挙げてみますね。
【例・その1】私の友人の女性が、ある男性と付き合っているとします。
その男性は実際に浮気の現場を押さえられたり、時間にルーズであったりと非常に評判が悪いのです。
そのため、私は友人がその男性と付き合うことを考え直してほしいと思ったとします。
私「彼の評判はとても悪いから、付き合うべきではないよ。」
友人「悪い評判は知っているけれど、彼にはこんな素敵な所があって・・(内心、彼と付き合っている自分を否定されたように感じ反発心を感じる)」
確かに、私の主張は正当な話かもしれませんが、これでは相手の反発心をあおってしまうだけです。
友人はただ責められているように感じるため、もし反省したとしても、いい気分にならないことは確かです。
では、こんな風に主張してみるのはいかがでしょうか。
私「彼は色々な噂があるけれど、
私は女性関係と、時間にルーズな所だけは気になってしまうなぁ。【←自分の考えを表す】
けれど、あなたは魅力的だから、彼に大切にしてもらっていそうだね。」【←相手に敬意を払う、自分の考えの正当性ばかりを押し付けない】
友人「確かに昔からずっと女性と時間にはルーズだったよね(苦笑)。
うん、私と一緒の時は絶対に時間に遅れないし、しかも他の女性をすべて切ったって携帯も何もかも見せてくれて。
そのおかげか普段の生活もマシになってきたみたいで、周りの人の印象も上向きになってきたんだって。
まあ周りからしたら理想の男性ではないし、彼が陰で何しているかは知らないけれど、私は彼を信じているよ^^」
また、もし、彼とうまく行っていない場合はこんなお返事かもしれません。
友人「うん・・やっぱり、ルーズな所は気になるよね。
私といる時も適当で、あんまり大切にされていないのかなあって、思うんだ。
もっと相談に乗ってくれるかな?」
自分の意見は言いつつ、友人の意見をしっかり表してもらうことができていますね。
【例・その2】同じ職場の私と同僚。
2人に任せられた仕事がありましたが、客観的に見て私のやっている仕事量の方が多く、もう少し同僚にも分担してほしいと思ったとします。
私「あなたはこの仕事を少ししかしていない。もっと量をこなしてほしいのだけど。」
同僚「あっ。。はい、わかりました・・(正論だけど・・コワイ。。)」
これでは、ぎくしゃくしてしまうのが目に見えていますよね。
本当のことだけに、同僚は反論できませんが、気まずい思いが残ります。
では、こんな風に主張してみるのはいかがでしょうか。
私「○○さんは他のお仕事も多いし、忙しいかと思うのだけど【←相手に敬意を払う】
このお仕事は思ったよりも結構大変で、あと少しだけ手伝ってくれたらものすごく助かるんだ~!【←自分の考えを表す、自分の考えの正当性ばかりを押し付けない】
今すぐでなくて、~時までに終われば大丈夫ですよ。」
同僚「あっ、そんなにたくさんやってくれていたんですか?!
ごめんなさい、全然気づいていなくて任せっきりになっていましたね。はい、30分後に取り掛かります!」
手が離せない場合は、こんなお返事かもしれません。
同僚「すっかり手薄になっていてごめんなさい。
今はどうしても身動きが取れないので、提出が遅れても大丈夫かを上司に聞いてみますね。
仕事の半分は置いておいて下さいね。ありがとうございます。」
相手の状況にも注意を払いつつ自分の意見を言ったため、相手の素直な意見を引き出せました。
いかがでしたか。
上手な自己主張は、相手の主張も上手に引き出すことが出来るものです。
お互いが激しくぶつかり合ったり、悶々と我慢するのではなく、どちらの意見も尊重していくような心地よい関係を築けていけるのです。
自己主張の上手な女性は、心の通った人間関係をつくりあげることができるため周りから大切にされます。
そして何より、自分自身の心が健やかでいられますよ。
今日から上手な自己主張を始めてみませんか^^